フィッシャーのチェス(152)

フィッシャーのチェス(152)

第4部 手筋(続き)

第16章 開き攻撃(続き)

 時間に追われているときは開き攻撃、遮断、逆チェックなどは可能ではあっても読むのが困難なことが多い。次の局面はそのような場面である。

D.バーン対フィッシャー
クリーブランド、1957年
 34.Kh1

 白のこの手は時間切迫時の典型的な「一撃」を招いた。

34…f3 35.gxf3 Nxf3 36.Rd1?

 白は射撃駒を当たりにしたが黒には遮断がある。36.Bxg7+ Kxg7 の方が良いがそれでも白は逆チェックの可能性に警戒しなければならない。37.Qc3+ Nd4+ 38.Kg1 Kh6 39.Bc4 Nf3+ 40.Kh1 は比較的安全だが[訳注 38…Qe5 で黒勝勢、40.Rxf3 で白勝勢]、37.Bxf3 Rxf3 38.Qb2+ Rc3+ 39.Kg1 Qd4+ はそうでもない。

36…Nd4+ 37.Rf3 Rxf3 38.Rxd4 Rxh3+

 3手後に白が投了した。

(この章続く)

2012年03月23日 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: フィッシャーのチェス

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