フィッシャーのチェス(142)

フィッシャーのチェス(142)

第4部 手筋(続き)

第16章 開き攻撃(続き)

 ナイトは一般に二つの筋を開けることができる。いわば二重の開き攻撃である。これが次の局面でのフィッシャーの 18…Bh6 の根拠だった。

ダムヤノビッチ対フィッシャー
ブエノスアイレス、1970年
 18…Bh6

 …Nxe4+ があるので白は 19.Bxh6 と取れない。開き攻撃が白キングに対する一つしかないならば、クイーンまたはビショップをe3の地点に割り込ませることができるので致命的なことにはならない。しかしここでは白ルークも黒ルークにより開き攻撃で当たりにされているのでクイーン交換のあと取られてしまう。だから・・・

19.f4!

 ・・・で互角の形勢だった。

(この章続く)

2012年03月13日 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: フィッシャーのチェス

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