フィッシャーのチェス(137)

フィッシャーのチェス(137)

第4部 手筋(続き)

第15章 フォークとナイフ(続き)

 最後はキングが収局でいかに両当たりに引っかかりやすいかの基本的な例である。ここでは大切な駒がキングの背後でチェックにより素抜かれる。

クリングとホルビッツ作(1851年)
 白先白勝ち

 この局面は白クイーンがb3にあって他の者の作だともされてきた。しかし非常に基本的なものなのでルセナなら見つけたかもしれない。

1.Qb4!

 この手の意味はすぐに明らかになる。黒クイーンが対角斜筋上で移動すると、白クイーンは以下のように黒クイーンをb列に来させるようにチェックする。

1…Qh1 2.Qa3+ Kb6 3.Qb2+ Ka6

 3…Kc7 なら同じ狙い筋で 4.Qh2+! Qxh2 5.b8=Q+ から 6.Qxh2 が決まる。黒キングが対角斜筋上に逃れれば白キングが釘付けから逃れる。

4.Qa2+ Kb6 5.Qb1+! Qxb1 6.b8=Q+

 この手では 6.b8=R+ でも良い。

(この章続く)

2012年03月08日 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: フィッシャーのチェス

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