フィッシャーのチェス(136)

フィッシャーのチェス(136)

第4部 手筋(続き)

第15章 フォークとナイフ(続き)

 e列でよく起こる釘付けは多くの試合で致命的となっている。次の試合でフィッシャーはクイーンの両当たりによる助けという変わったひねりを効かせた。

フィッシャー対ビズガイアー
ブエノスアイレス、1970年
 11.Nd2

11…Bxh2+

 ナイトに 11…f5 で紐をつけるのは 12.Qh5+ でキング翼がひどく弱体化するので黒は攻撃にかけなければならない。もっとも 11…f5 に 12.f3 と突くのは 12…Bxh2+ から …Qh4(+) とやってこられる可能性があるのでこのような局面では慎重を期さなければならない。

12.Kf1!

 これで黒のナイトは助からない。12…f5 には 13.Qh5+ で両当たりがある。

(この章続く)

2012年03月07日 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: フィッシャーのチェス

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