フィッシャーのチェス(132)

フィッシャーのチェス(132)

第4部 手筋(続き)

第15章 フォークとナイフ(続き)

 もちろん最も多く両当たりにできるのはクイーンである。第7章「がさつなクイーン」ではクイーンがいかに繊細な動きができるかを見てきた。ここではクイーンの多彩な威力の他の例を少し取り上げていく。

ケレス対フィッシャー
ブレッド、1959年
 24.Bb5

 ケレスのような注意深い戦術家でも動きの大きいクイーンによる両当たりをいかに見落としやすいかは驚くばかりである。

24…Qd5 25.Bxe8 Qxh1+ 26.Ke2 Rxe8+ 27.Kd3 Be1!

 最後の手は二重攻撃に対する受けの好例である。一方が他方を守っている。これについては別の章で詳しく取り上げる。

(この章続く)

2012年03月03日 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: フィッシャーのチェス

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