王印防御の完全理解(133)

王印防御の完全理解(133)

第4章 アベルバッハ中原(続き)

4.3 実戦例(続き)

 図185(再掲)黒の手番 

 これは一貫性のある手だが、裏付けとなる次のような戦術の読みに誤りがあった。14…Nxe4? 15.Qxe4 Bxb5 16.Bxb5 Qxb5 17.axb5 Rxa1+ 18.Ke2 Rxh1 これで一見すると黒が良さそうに見えるけれども、実際は 19.Qxe7! で白が明らかに優勢になる。例えば 19…Nf6? 20.b6! Rb1(20…Re8 は 21.Qxe8+ Nxe8 22.b7)21.b4! Nxd5 22.Qe4! で白が勝勢である。一見決め手の 22.Qxf8+? は実際は 22…Bxf8 23.b7 Nf4+! 24.Ke3 Nd5+ で引き分けにしかならない。25.Ke4? と頑張ると 25…Nxb4! 26.b8=Q d5+! で黒の勝ちになってしまう。

 しかし黒はこの落とし穴を避けることができ、釘付けのaポーンを利用してクイーンを捨ててルークと1駒とを取りそれにより危険な主導権を得ることができる。

14…Bxb5! 15.Bxb5 Qxb5 16.axb5 Rxa1+ 17.Bc1 Nxe4 18.O-O Nef6(図186)

 図186 

(この章続く)

2011年07月14日 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: 王印防御の完全理解

コメント

コメントは受け付けていません。


»
«