王印防御の完全理解(68)

王印防御の完全理解(68)

第3章 ゼーミッシュ中原(続き)

3.1 戦略の着眼点(続き)

c列の開通と白の作戦の融通性

 クイーン翼での黒の最も理にかなった反攻は、できるだけ迅速にc列を素通しにする(…c7-c6 突きから …c6xd5 と取る)ことである(図93)。

 図93 

 しかしその場合白は当初の攻撃策にとらわれる必要はさらさらない。代わりに元々優勢な方面で列を素通しにさせたことに満足して、キング翼にキャッスリングしてクイーン翼で圧力をかけることに集中するかもしれない。黒が時としてc列を開けずにクイーン翼で反撃を図るのはこのような理由による。

 従って逆翼キャッスリングはc列が素通しの時もあればそうでない時もあり、同翼キャッスリングは素通しc列を伴う。

(この章続く)

2011年05月10日 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: 王印防御の完全理解

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