世界のチェス雑誌から(119)

世界のチェス雑誌から(119)

「Chess」2010年11月号(18/21)

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ハンティ・マンシースク(続き)

第10回戦 10月1日

 ウクライナは最終戦を残すこの回の前にロシア1とフランスに勝ち点1差をつけていた。そしてフランスに 3½-½ と大勝して優勝に大きく近づいた。ロシア1は中国に辛勝したが、最終戦で勝ってもウクライナが引き分ければ逆転優勝できないと知った(数学に高等知識を持った人だけがオリンピアードで用いられる順位判定方式を本当に理解できるので、これは絶対確かというわけではない)。3位に上がったのは米国に 3-1 で勝ったイスラエルだった。

 イングランドの相手は同じくらいの平均レイティングのオランダだった。試合は熱戦になってイングランドチームの各選手が異なった時点で勝つ可能性が本当にありそうだった。しかし最後には4試合とも引き分けになった。

 世界ナンバーワンのマグヌス・カールセンは悲惨だった大会を終えた(最終戦には出なかった)。この第10回戦ではロシア4のサナン・シュギロフに負けて大会3敗目を喫した。レイティング順位でアーナンドより下に落ちただけでなく、この試合には別の意味もあった。それは大きな大会の試合で自分より年下の選手に初めて負けたということだった。シュギロフは1993年1月31日生まれで、カールセンより2歳以上若かった。ノルウェーのスターは絶不調のようで惨敗した。

 最終戦を前にした順位は次のようになった。1位 ウクライナ 勝ち点18、2位 ロシア1 勝ち点17、3位 イスラエル 勝ち点16、4-8位 ポーランド、ハンガリー、アルメニア、スペイン、フランス 勝ち点15、・・・21位 イングランド 勝ち点13、・・・76位 アイルランド 勝ち点10、・・・93位 スコットランド 勝ち点9、・・・113位 ウェールズ 勝ち点8

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(この号続く)

2011年04月27日 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: 世界のチェス雑誌から2

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