ルイロペスの完全理解(288)

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第10章 バード中原(続き)

10.1 戦略の着眼点(続き)

f2-f4 突き

 既に述べてきたように白はd4ポーンの存在を無視して、f2-f4 突きに基づく中原からキング翼にかけての盛り上がりの作戦を実行に移すことができる(図353)。

 図353

 f2-f4 突きはさらに f4-f5-f6 と突いていく先触れになるかもしれない(必要ならばeポーンで支援することができる)。そして3段目でのキング翼ルークの介入に道を開く。これはd1-h5の斜筋に沿ったクイーンの襲撃に強力な援軍となる。

 キング翼の守りの手薄さを考えれば黒は敵の攻撃を座視することができないことは明らかである。黒はクイーン翼にキャッスリングしてキングの安全を確保できない時は、…f7-f6 突きまたは …f7-f5 突きの手段で敵の攻撃の意図を封じ込めようとする(図354)。

 図354

 そのような戦略を適用するに際して黒はa2-g8とh5-e8の斜筋の弱体化の帰結を慎重に推し量らなければならない。とりわけ中原からクイーン翼にかけて盛り上がる自分の意図を忘れてはならない。

(この章続く)

2011年02月01日 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: ルイロペスの完全理解

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