チェス布局の指し方[20]

チェス布局の指し方[20]

第2章 ポーンの重要性

2.2 ポーンの形

 不良ビショップはある定跡、特にフランス防御、につきものの災難である。ポーンの形が固定されるとビショップの不利が終局までずっと続くことがある。

 図29(白番)

 図29では収局における優良ナイトの不良ビショップに対する勝利が見られる。ビショップ対ナイトのすべての局面における一般原則は、ビショップを持っている側は自分のポーンをビショップのいる枡と同じ色の枡に置かないようにすべきであるということである。図の局面で黒のビショップは動く範囲が非常に制約を受けているので保護パスcポーンがあっても負けを免れない。試合は次のように進んで終わった。1.f5(見せかけのポーンの犠牲でナイトのためにf4の拠点を空けた)1…g5 2.h4 f6 3.hxg5 fxg5 4.Ng1 Bd7 5.f6+ Ke8

6.Nf3 g4 7.Nh4 Be6 8.Ng6 Bf7 9.Nf4 Kd7 10.Ke2 a5 11.Ke3

(黒はほぼ「手詰まり」である。キングは白の e6 突きを防ぐためにd7にいなければならずビショップはdポーンとhポーンを守るためにf7にいなければならないので黒が駒を動かせば戦力損になる)11…Bg8 12.Nxh5 Bf7 13.Nf4 Bg8 14.Ne2 Be6 15.Kf4 Ke8

16.Kg5 Kf7 17.Nc3 Kf8 18.Kg6 Kg8 19.f7+

19…Kf8(19…Bxf7+ は 20.Kf6 Kf8 で本譜に戻る)20.Kf6 Bxf7 21.e6 Bh5 22.Nxd5 Be8 23.Nc3 黒投了

dポーンが前進していってすぐに白の勝ちが決まる。

(この章続く)

2010年07月12日 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: チェス布局の指し方

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