チェス布局の指し方[16]

チェス布局の指し方[16]

第2章 ポーンの重要性

2.1 ポーンの弱点(続き)

 以上の例から分かるように二重ポーンを含むポーン群は攻撃力が弱くなることがよくある。しかし二重ポーン群が弱点であると言うのは公正ではない。例えばニムゾインディアン防御の章を読めば二重ポーン群の動きの不自由さが、二重ポーンが中原に与える強さによって補われている局面の例に出くわすだろう。二重ポーンが中原を強化している別の実例は本章の後半に出てくるゲルファー対キーン戦で見られる。

 読者は孤立二重ポーンがほとんどすべての局面で重大な弱点となっていることを既に確信しているだろう。それは孤立ポーンに伴う通常の困難に、前の方のポーンを大駒で後ろから守れないということが付け加わるからである。

 図24(白番)

 図24は真の弱点がポーンの前の地点であることがよくあることを示している別の例である。黒ポーンをせき止めている白のナイトは黒陣を席巻していて黒駒がキングの守りに来るのを防いでいる。最後はきれいな詰みで終わった。1.Re3 Kh8 2.g4 Rg8 3.Qxh7+!! Kxh7 4.Rh3+ Nh4 5.Rxh4+ Kg6 6.Rh6+ Kg5 7.f4+ Kxg4 8.Ne3#

(この章続く)

2010年06月14日 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: チェス布局の指し方

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