布局の探究(288)

布局の探究(288)

「Chess Life」2002年5月号(1/5)

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布局の探究

GMエドマー・メドニス

ベンコー・ギャンビット主手順

 閉鎖布局の中で戦略上の最も重要な発見/新手はベンコー・ギャンビットである。

1.d4 Nf6 2.c4 c5 3.d5 b5

 生みの親は要求される戦略的な深みを与えたハンガリー系米国人のGMパル・ベンコーがふさわしいと考えられる。一見何もないように見える閉鎖局面の初めで黒がポーンをまるごと犠牲にできるのは極めてまれである。それでも時の試練に耐えてきたし、これからもそうであると思われる。それと同時に、ベンコー・ギャンビットをうまく指しこなすことは大変難しいと読者に警告しておいた方が良いだろう。これは駒がすぐに直接的に動くのではなく、戦略的な機微に基礎を置いているからである。ベンコー・ギャンビットは人気があるゆえに戦型が豊富である。最も重要なのをあげると 4.Nd2、4.a4、4.Qc2、4.Nf3、それに 4.cxb5 a6 5.bxa6、5.Nc3、5.f3、5.b6、5.e3 である。そのうちもっとも本筋と思われる2戦型を考察する。

4.cxb5 a6

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2017年12月06日 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: 布局の探求3

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