チェス世界選手権争奪史(224)

チェス世界選手権争奪史(224)

第9章 スパスキーと奇才フィッシャー(続き)

 タリ対グリゴリッチ戦は4月21日からベオグラードで始まった。タリが圧倒的な本命だったが初戦に勝って早くもリードを奪ったのはグリゴリッチで、それから4戦連続引き分けでリードを守った。第6局が転機だった。

ボゴインディアン防御
白 グリゴリッチ
黒 タリ

1.d4 Nf6 2.c4 e6 3.Nf3 Bb4+ 4.Bd2 a5

5.Nc3 O-O 6.e3 d6 7.Qc2 Nbd7 8.a3 Bxc3

9.Bxc3 Qe7 10.Be2 a4 11.O-O b6 12.Nd2 Bb7

13.e4? c5! 14.e5 Ne8 15.f4 cxd4 16.Bxd4 dxe5

17.fxe5 Nxe5! 18.Bxb6 Nd6 19.Bd4?(19.Qc3!)19…Nf5 20.Bxe5 Qc5+

21.Rf2 Qxe5 22.Nf3 Qc5 23.Qc3 Rfd8 24.Qb4 Qa7

25.c5 Rab8 26.Qc3 Rbc8 27.Rd1 Rxd1+ 28.Bxd1 Rxc5

29.Qb4 Bc6 30.Qf4 Rd5 31.Be2 h6 32.Ne5 Ba8

33.g4 g5 34.Qc4 Rxe5 黒投了

タリは次の3局で2½点をあげて5½-3½で番勝負を制した。

(この章続く)

2010年05月26日 コメントは受け付けていません。

カテゴリ: チェス世界選手権争奪史

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